概要
概要
目的は次のようなものです．
対象は次のものです．
注意事項
目次
NIKON COOLPIX W150 (以下，W150 と略称します) と PC unix との USB 接続を試みたので提示致します．
結果は次のようになりました．
この件とは関係ありませんが，メーカーの Web Page にて以下のマニュアルが配布されております．
(内容が更新されるとファイル名も変わります．)
NP25S にて FreeBSD/amd 12.2 との接続を試みました．
W150 を繋げると，次のような log が出ます．
% dmesg | grep COOLPIX ugen4.2: <NIKON NIKON DSC COOLPIX W150N> at usbus4
usbconfig は次のようになります．(関連部分のみ抜粋．)
# usbconfig ugen4.2: <NIKON NIKON DSC COOLPIX W150N> at usbus4, cfg=0 md=HOST spd=HIGH (480Mbps) pwr=ON (500mA)
usbconfig の option を変えると次のようになります．
# usbconfig ugen4.2 dump_all_desc
bLength = 0x0012
bDescriptorType = 0x0001
bcdUSB = 0x0200
bDeviceClass = 0x0000 <Probed by interface class>
bDeviceSubClass = 0x0000
bDeviceProtocol = 0x0000
bMaxPacketSize0 = 0x0040
idVendor = 0x04b0
idProduct = 0x036e
bcdDevice = 0x0110
iManufacturer = 0x0001 <NIKON>
iProduct = 0x0002 <NIKON DSC COOLPIX W150N>
iSerialNumber = 0x0003 <0000000000000000????????????????>
bNumConfigurations = 0x0001
Talk Master II のように umass が現れないので，strage device として繋がるわけではないようです．
(ちなみに，ugen driver は特定のドライバを持っていないすべての USB デバイスが対象です．)
W150 は PTP (Picture Transfer Protocol) で接続することになりそうなのですが，その方法は FreeBSD にて出来るか否かも含めて調査中です． (Linux で出来ているので，気合いは入っておりませんが．)
Linux に合わせて，ports/graphics/shotwell を install しました． しかし，残念ながら "Camera" は現われず，単なる画像 viewer として使うことになります．
Linux にて取り込んだファイルを Pictures/ ごと scp -pr すれば良いです． その後で shotwell を起動すると，Pictures/ の中の画像ファイルは自動的に "Import" されます． ただし，そうなるのは最初の一回だけで，その後に Pictures/ に追加した画像ファイルは，File → Import from Folder で "Import" する必要があります． (この点は，設定次第で自動化できるような気がします．)
UTF-8 の環境でないと日付等が文字化けしたり表示されません． UTF-8 でないなら以下のように使う方が良いでしょう．
% env LC_ALL=C shotwell
NP25S にて Ubuntu Linux 20.4 との接続を試みました．
何の設定もせずに，PTP (Picture Transfer Protocol) により繋がりました． ファイルの閲覧，転送，管理などは，すべて Shotwell Photo Manager にお任せにして事足ります．
user の login を行ない，Window Manager の動作がが落ち着くのを待ち，W150 を繋げます． terminal で log を見ると，関連部分は次のようになっています．
[ 88.120072] usb 1-2: new high-speed USB device number 4 using ehci-pci
[ 88.279625] usb 1-2: New USB device found, idVendor=04b0, idProduct=036e
[ 88.279631] usb 1-2: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3
[ 88.279635] usb 1-2: Product: NIKON DSC COOLPIX W150
[ 88.279638] usb 1-2: Manufacturer: NIKON
[ 88.279641] usb 1-2: SerialNumber: 0000000000000000????????????????
画面には次のような変化が現われます．
(1) titile bar に "NIKON DSC COOLPIX W150" と書かれた Window が立ち上がる．
(2) 同じ名前のアイコンが現れる．(こちらは File Folder です．)
(1) の Window では四つの選択肢が与えられます．
Do Nothing Open Folder Open Shotwell Photo Manager Open with other Application これら以外に．左下に [Unmount] というボタンがある．
以前はここで Open Shotwell Photo Manager を選べば良かったのですが，今は先ず [Unmount] ボタンを押して下さい．[1]
そうすると (1), (2) が消えます．
次いで Menu → Graphics → Shotwell と辿って Shotwell Photo Manager を立ち上げます．
画面の左側に次のようなメニューが表示されます．
Library PC のファイルをアクセスする． Photos ~/Photos/ に置かれた写真．Shotwell の起動時はここから始まる． Last Import Trash Camera カメラのファイルをアクセスする． NICON DSC CO... 個々のカメラ [2] Events All Events 2020 撮影された年月日により分類されたファイルをアクセスする． May July Imports
Camera の NICON DSC CO... を選び，画面右下の Import All をクリックすれば，画像ファイルはカメラから PC にコピーされます．
(~/Pictures/ の下に撮影した日付により分類されます．)
転送が終わると Import Complete という Window が現われ，カメラの中の画像ファイルを消すか否か聞かれます．(Keep / Delete)
写真のファイルには DSCN????.JPG のように名前が付けられています．
動画のファイルには DSCN????.MP4 のように名前が付けられています．
ここで ???? は写真と動画の両方を一括した通し番号です． ファイルをすべて消去しても，過去に使われた番号は記憶されていて，その次の番号が付けられます．
[1] この段階で Open Shotwell Photo Manager を選んでしまった場合，PC に取り込まれているファイルにはアクセスできるのですが，Camera の NICON DSC CO... を選ぶと
The camera is locked by another application.
云々と言われてアクセスできません．
この場合には，(2) をクリックして File Folder を立ち上げます． ここで File → unmount とすれば良いです．
[2] SD card を挿していない場合には内蔵メモリに繋がります． SD card を挿している場合には内蔵メモリにはアクセスできません．