ordinateur (コンピューターと OS)

現在，我が家にはこんな PC があって，こんな使い分けをしています．
なお，X Window System は自分で新しい version を導入している場合もあり，必ずしも各々の OS に標準添付されたものではありません． (複数の X Window System を入れている場合は，一つだけ記載．)

• PC-9821 Ap
  うちで最も歴戦の PC ですが，ここ 20 年程めっきり稼働率が落ちています． (大昔のメールや BBS の参照と年賀状程度．) そもそも，今は電源に常時つなげておりませんし．
  RAM が 13.6MB しかないことと (これが増設できる限界)，C bus の Power Window が XFree86 3 系以外では動かないことから，比較的新しい FreeBSD は導入できません．
  周辺機器とソフトウェアを含めると，価格はここに記したすべての PC の価格の総計に匹敵します．
• PC-9821 Ra20
  
• PC-9821 Rv20
  どちらも CPU は Pentium Pro (200 MHz) から換装しています．
  現在，PC-98 で直接手に触れるのはほとんどこの 2 台です． 負荷の大きな計算は速い AT 互換機に丸投げしています．
  最近，OS の update は間隔が 2 年以上空くようになってしまいました． 久々だと勝手が分からず，また変更も多く，環境整備に四苦 hack してしまいます．
  OS (FreeBSD) を新しくするにつれ RAM の不足に悩まされます．(増設の余地はありますが，RAM が入手困難です．)
  (追記) FreeBSD 8.4 からは version up しておりません．実質，できません．
  なお，上記の表の Video Board は，同時に複数を挿しているわけではありません． (「抜いちゃダメ」は例外．)
• PC-9821 La13
  二つの OS は別の IDE HDD に入っているので，使い分けるためにはそれらを挿し換えねばなりません． 現在使っているのはほとんど FreeBSD 4.10 の方です． FreeBSD 5.0 から PC Card が使えなくなったので，さらなる version up をする意欲はありません．
  稼働率は低いですが，14 W という低消費電力と (Note として当然の) バッテリー駆動が可能であることから，猛暑の日や雷が来た時には大活躍です． ただ，持ち運ぶと上蓋と一体になった TFT が故障しやすいので，今は家から持ち出しません．

部品や周辺機器は既に入手困難なものが多いです． 特に SCSI HDD は 32 GB 以下でないと認識されないので，今使用中のものが壊れたら辛いです． それ以前に，新たな version を導入するためにはどれかを消さないといけない状態です．

HDD の代用に SSD (Solid State Device) という選択肢もあるようですが，挑戦する時間と根性がありません．

ちなみに私は実物を見た経験はありませんが，Commodore64 が ATOM + ION を使って「復刻」されたそうです． PC-8001 も「復刻」されたそうです． (PasocomMini PC-8001. Raspberry Pi + emulator) PC-98 や (私は入手し損ねた) Mobile Gear も復刻して欲しいですね．

• Libretto ff 1100
  外に持ち出す必要がある場合は，当然これです． FreeBSD 5.2 を install しましたが，ACPI がうまく行かない，IDE HDD が不安定であるなど問題が多く，4.11 に戻しました． X も含めて version up はここで止める予定です．
  →  Talk Master II との USB 接続の検討に使いたいので FreeBSD 6.2 も install しました．
  →  しばらく電源を入れなかったら，起動しなくなってしまいました．(2015.8)
• 自作 AT 互換機
  近くに置くとうるさいし暑いので，部屋の隅に設置しています． 負荷の大きな計算のために組み上げたので，余計な機能は一切付けていません． ACPI は使えています．(FreeBSD, Linux 共に．)
  なお，上記の表の Video Board は，同時に複数を挿しているわけではありません．
• Endeavor NP25S
  自作 AT 互換機と同等の性能を省電力で実現するために導入しました． 処理能力はそれに及びませんでしたが，12-19 W という低消費電力と 20 dB の静粛性はありがたいです．
  二つの OS は dual boot でなく別の SATA HDD に入っているので，使い分けるためにはそれらを挿し換えねばなりません．
• Endeavor ST180E
  現在 FreeBSD を install を終え，環境整備中です．
  それなりに高負荷な使い方をしてみましたが，NP25S よりも静かです．
  また，最新の X を試用するために Ubuntu-MATE を USB Memory に install しています． これは NP25S でも利用することができます．

• T660iJ
  表示は非常に美しいのですが，消費電力が 170 W に達します． これを夏に CPU 換装前の Ra20, Rv20 と一緒に使ったら，もうエアコンが効きませんでした．
  → ついに故障してしまいました．修理も不能です．とても残念です．(2009.1.25)
• L461
  ある夏の日，暑さに閉口して衝動的にこれを買ってきました． 16 inch で 1280x1024 だと気持ち小さいので，消費電力 (発熱量) ありきでなければ 17 inch を選びたいところです．
  今は主にこちらを使っています． T660iJ のために大きな机 (1300x900 mm) を使っていたので，いきなり机が広くなりました．
• S1721-SH
  T660iJ の代替えで購入しました．今後はこれが主力です．
    L461 にはない「FineContrast 機能」で "Text" を選ぶと文字が見易いです．一方で L461 にはある「アスペクト比固定モード」がなく，すべて「フルスクリーン」なので，FreeBSD の console 画面を多用し (または MS-DOS を多用し)，かつフォントや絵のアスペクト比にこだわる人にはこの点だけは残念です． (このモードは，もう 17 inch 以下のモニターには備わっていません．もっと大きなものか横長のものならば備わっている場合が多いです．)
    なお，添付される CD-ROM にいくつかの資料が text, pdf, html 形式で収録されていますが，これらは FreeBSD からでも読むことができます． 興味深いのは，CD-ROM を /cdrom に mount したとすれば，/cdrom/Manual/Monitor/S1721/SpecSheet-JA.pdf の S1721 の部分の 1/5, 5/5 の内容です． T660iJ, L461 は水平走査周波数が 31.5 kHz からであり，PC-9801 からは使えませんでした． ところが S1721 では水平走査周波数が 24.8 kHz からになっており，「表示解像度について」の表には今までなかった PC-9801, PC-9821 があります． これって，まだ PC-98 がそれなりに使われていて，モニターの買い換え需要があるということなのでしょうか．

• PK-KB002, PK-KB017
  AT 互換機で使える PC-98 配列，文豪配列のキーボードです． Happy Hacking Keyboard 自体の出来に不満はないのですが，体が PC-98 のキーボードに馴れてしまっているので，それ以外のものを長時間使うと思いの外疲れます． そんな場合でも，PK-KB002 があれば大丈夫！ (PK-KB011 も欲しいです．)
  unix での使用例は PC-98 K/B on AT をご覧下さい．
• Happy Hacking Keyboard Lite 2
  英語配列の方は，Software Design 誌 (技術評論社) の読者プレゼントでいただきました ．
  (ありがとうございました． 大いに活用させていただいております．)
• KUH0519
  Endeavor NP25S と同時に購入しました． 我が家では jp109A のすべてのキーがそろったキーボードはこれだけです．

• PANIX for 98
  PC-98 で動く unix が欲しかったので version 4 の時点で購入しました． version 5 に上げた後，発売中止になりました． 今でも動く状態で保存してありますが，mothball には違いありません．
  X は製品に添付されていた XFree86 3.2 に加えて，配布されていた XFree86 3.3.6 を導入しました． また XFree86 4 系も 4.1.0 までは助力を受けつつ自力で動かしていました． (XFree86 3 系にも 4 系にも少しだけ貢献．)
• Plamo Linux/98
  PC-98 に対応している最後の version である 3.3 の公開は 2003.9.15 で，もう 16 年前です．
  Ra20 から抜いた Pentium Pro を Rv20 に挿して，dual CPU の環境にしたこともありました．
  現在は install していた HDD が壊れて，動かせる状態ではありません．
  「おもひで」にするにはもったいないものなので，余裕があれば最新版を AT 互換機に install したいところです．
• MS-DOS
  version 5.0, 6.2 共に PC-98 用です．(現在，うちでは 5.0 は動かせる状態にないです．)
  AT 互換機用のものは，注目するのが遅すぎて入手できませんでした． (代替として FreeDOS というものがあるそうです．)
• Windows
  3.1 は pre install でなく別売りのものです． ワープロや IME や c++ コンパイラも同時期に購入しました．
  その他にも pre install されていた 95 (La13), NT/4 (Ra20,Rv20), 98 (Libretto), 7 (NP25S), 10 (ST180E) があり，ワープロとかも少しは version up したのですが，いつの間にか OS ごと HDD から姿を消しました．
  98, 7, 10 に至っては，一度も使いませんでした．なので「おもひで」は何もありません．