FreeBSD/amd64 12.2 on Endeavor NP25S

概要

Endeavor NP25S (EPSON) に FreeBSD/amd64 12.0 を install しましたので，その記録を提示します．

(2019.11.6) 12.1 に更新したのですが，新たなページを作るほどの変更点はないので，ここの表題を 12.0 から 12.1 に変えて書き加える形にしました．

(2020.11.3) 12.2 に更新しましたので，表題を 12.1 から 12.2 に変えました．

2. X Window System

ST180E (4) X Window System と同じ要領で，xf86-video-intel が動作します．違いはここだけです．

# cd /usr/ports/graphics/drm-fbsd12.0-kmod
# make; make install

この driver にて xv は機能します．

% xvinfo
screen #0
  Adaptor #0: "Intel(R) Textured Video"
(中略)
  Adaptor #1: "Intel(R) Video Overlay"

一方，modesetting は動作しません． log は次のようになります．

(II) Loading /usr/local/lib/xorg/modules/drivers/modesetting_drv.so
(中略)
(EE) modeset(0): Failed to initialize glamor at ScreenInit() time.

xf86-video-intel が動くので，支障はないでしょう．

3. powerd

ちゃんと /etc/rc.conf に

powerd_enable="YES"

と書き，OS が boot する際にも powerd を起動した旨のメッセージが出るのですが，動作しておりません．

そこで手作業で起動してみると，以下のように言われてしまいます．

# /etc/rc.d/powerd start
Starting powerd.
powerd: no cpufreq(4) support -- aborting: No such file or directory
/etc/rc.d/powerd: WARNING: failed to start powerd

/boot/loader.conf にて以下のように記述すれば，powerd が起動します．少し様子を見ただけですが，正しく機能しているようです．

hint.acpi_throttle.0.disabled="0"
hint.p4tcc.0.disabled="0"

この問題は，/boot/device.hints に以下のように書かれるようになったことが原因のように解説されています．

hint.acpi_throttle.0.disabled="1"
hint.p4tcc.0.disabled="1"

しかし，FreeBSD 11.2 + ST180E においても /boot/device.hints はこのようになっておりますが，上記のような /boot/loader.conf の変更は必要ありませんでした．

5. 日本語マニュアル

小金丸さんの配布する日本語マニュアルです． FreeBSD/amd64 12.2 用のマニュアルは catpages 形式も含めて以下のところにあります．普通は，どちらか一方を download すれば事足ります．

ftp://ftp.koganemaru.co.jp/pub/jman12/ja-man-doc-12.2.20201029.amd64.txz
ftp://ftp.koganemaru.co.jp/pub/jman12/ja-cat-doc-12.2.20201029.amd64.txz

FreeBSD/amd64 12.2 on Endeavor NP25S

1. まえがき

2. X Window System

3. powerd

4. 旧 package system

5. 日本語マニュアル